スタッフブログ - 日々のコト
9.二世帯住宅~お互いにお得ですか?~
家を建てるときに、二世帯住宅を建てるという選択があります。
二世帯住宅にする本当の目的は何でしょうか?
二つの世帯が同居するわけですから、目的や本心も2種類以上(各個人の目的も違うことからそれ以上)あります。
【例えば】
老後の面倒を見てもらいたい
老後の面倒を見たい
資金面で助けてもらえる
資金面で助けてあげられる
孫の世話をしてあげれる
育児に協力してもらえる
土地を買う必要がない
二世帯間の目的が一致すればいいですが、世代による価値観・状況の違いもありなかなか一致することはありませんし、必ずズレはあります。
計画前に一旦話し合いましょう。
1.長い老後にどんな人生を送りたいか
2.子世帯・親世帯と住むことが、本当に豊かな暮らしにつながるのか
3.目先のメリットだけにとらわれていないか
4.もともと他人、生活習慣(生活時間帯)の違いを許容できるか
5.世代間価値観の違いを共有、又は認めることができるか
我慢ばかりの生活は長く続きません。
しかし、話し合いで「共有できるところ」や「受容できるところ」や「認めることができないところ」を理解して二世帯住宅を計画することで、同居のカタチも見えてきます(完全分離・部分分離・完全同居・敷地内同居)
大切なことは、
1.二つの家族がどのような暮らしを共有していくか考えること
2.二つの家族がどうしても共有できない部分を理解して、なるべく干渉しない配置にすること
3.資金を出す側の意見に偏りすぎてないか、お互いの意見を尊重すること。
4.甘える側の利益と甘えられる側の利益がWIN-WINになっているか確認すること。(お互いが自立して、依存にならない)
最近の同居は、親よりも子供からの申し入れが多いようです。
金銭的理由もあるかもしれませんが、自立している状態であることが大切です。
親子観については、友達感覚の親子関係も多くなっているようでお互いを共有し・自立ができている関係であれば楽しい生活が計画できると思います。
家づくりをきっかけに家族のこれからを話し合ってはいかがでしょうか?
三谷賢治
2022.06.17 日々のコト
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