社長ブログ - 日記・学び
日本各地の建築を見て思うこと
日本各地の建築を見て思うこと
今の時代、建築は本当に多くのことが自由にできるようになりました。
昔の建築は、その土地の自然や環境に馴染む形でつくられていました。
しかし近年は、個々のデザインが優先され、景観があまり意識されない建築も増えてきたように感じます。
これまで地域ごとにあった建築のルールや木造の型は少しずつ失われ、形のかっこよさや個性で競う建築が増えてきました。
その結果、町並みの景観は崩れ、まとまりのない風景が各地で生まれてしまっています。
一度失われた景観は、簡単に元に戻すことができません。
さらにこれから人口が減り続ける中で、価値を失う土地や建物も増えていく可能性があります。
本来、建築をつくる人間は、その土地や周囲の環境をよく見て50年、そしてその先の未来まで考えて建てるべきだったのではないかと感じています。
私自身、このことに気づくのが遅く40代になってからでした、矛盾を感じ「このままではいけない」と思いました。
美しいエリアを朝日町に残し、富山各地そして全国に点在させていきたいと思いました。

この模型の家は、当時その強い思いからつくらせていただいた移住された家族の住宅です。
敷地にあった樹木はすべて残し、その中に建物を配置しました。
木構造の基本を大切にしながら、できるだけシンプルに。
景観に自然に馴染むことを考え、近くの山の木を使って建てました。
今改めて見ると、景観にとても馴染み、まるで昔からそこにあったかのような佇まいで、自然の中に溶け込んでいます。
近隣の方から「ここを歩くのが楽しい」と言っていただけたことが、とても嬉しかったのを覚えています。
私たちは自然や景観に逆らって建てるのではなく、自然に素直に寄り添いながら建築をつくっていくことが大切だと思います。

私たちは自然に逆らうのではなくて、自然に素直に寄り添って造っていくことがこれからは大事なんだと思う。
2026.03.12 日記・学び
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